【悩みから抜け出せない人へ】全ては認めるところから始まる | samthink-plus+
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【悩みから抜け出せない人へ】全ては認めるところから始まる

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矛盾する悩み

自分の中の「できること」「できないこと」これを区別し、認めることってできていますか?
そんなこと簡単!もちろんできてるよ!って思うかもしれませんが、実はとても難しいことです。
自分のことなのに、できているようでできてない人たくさんいます。

とくに矛盾する悩み思い込みと現実のずれによる悩みを持つ大半の人は、自分のことを認めるができていません。

ここでいう矛盾する悩みとは例えば、これらの悩みです。

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これらの悩みの矛盾は実際目の当たりにする現実自分で思い描いた思い込みの差で起きています。そして、「現実」と「思い込み」の差が大きいほど悩みは深くなり、精神的ダメージも大きく、悩みのループから抜け出せなくなります。

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自分自身のことを「認める」ところから始まる

認めるの意味

目にとめる。存在を知覚する。気づく。「人影を―・めた」「どこにも異常は―・められない」
見て、また考えて確かにそうだと判断する。「有罪と―・める」「頭がよいと―・める」
正しいとして、また、かまわないとして受け入れる。「自分の非を―・める」「試験に教科書の持ち込みを―・める」
能力があると判断する。「世に―・められる」
気をつけて見る。じっと見る。
「五百の仏を心静かに―・めしに」〈浮・一代女・六〉
認める(みとめる)の意味 – goo国語辞書

「認める」には様々な意味がありますが、今回の内容では2と3の意味が最も適切です。
自分のことをしっかりと見て、見たことを正しいとして受け入れることです。

「できること」と「できないこと」を認める

矛盾する悩みが起きている頻度が多いほど、実は自分のことを自分で分かっていないのです。

自分が今の時点で「できること」「できないこと」を明確にできればできるほど、心の矛盾を抑えられます。

「できること」「できないこと」は①能力面と②環境面の大きく二つにわけられます。

能力面でのこと

自分の能力についての評価

「できること」

  • 計画を立てて仕事を進められる
  • 雑談などの話は誰とでもできる
  • 新たなことにストレスなく取り組むことができる

「できないこと」

  • イレギュラーな対応が苦手
  • 真面目な話を自分からすることができない
  • 継続して取り組むことができない

抽象的に書くよりもできるだけ、具体的に書いた方が、より自分への理解が深まります。

環境面でのこと

「できること」

  • 今の職場では営業の仕事はできる
  • 今の職場では副業ができる
  • 今の職場では英語を使える

「できないこと」

  • 今の職場ではデザインの仕事はできない
  • 今の職場では副業はできない
  • 今の職場では中国語は使えない

環境面で起きる悩みは環境を変えない限り解消されることはありません。
営業することが仕事なのに、勝手に自分がしたいデザインの仕事をして、営業成績が上がらなければ会社からは必要とされないですね。

自分のしたいことが、環境面の理由でできない時は所属する環境を変えることをお勧めします。

できることできないこと
能力面
  • 計画を立てて仕事を進められる
  • 雑談などの話は誰とでもできる
  • 新たなことにストレスなく取り組むことができる
  • イレギュラーな対応が苦手
  • 真面目な話を自分からすることができない
  • 継続して取り組むことができない
環境面
  • 今の職場では営業の仕事はできる
  • 今の職場では副業ができる
  • 今の職場では英語を使える
  • 今の職場ではデザインの仕事はできない
  • 今の職場では副業はできない
  • 今の職場では中国語は使えない

このように表に書き出して、自分のことを一度見つめなおしてみましょう。

「現実」と「思い込み」

ここで一つの話を紹介するので、その場面を想像しながら読んでみましょう。

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身長1mの子供が2mの高さにあるおもちゃを取ろうとしている。
手を伸ばして背伸びをすると1.5mのところまで手が届く。
子供は2mの高さにある大好きなおもちゃを取ろうと頑張っている。
自分でおもちゃを取れると思っている。
失敗しても何度もジャンプして、おもちゃを取ろうと試みるが取れない。
自分では取れないことに悩み、悩み、悩む。
そして、その場を去っていった。

この話の状況を整理してもう一度読んでみよう。

身長1mの子供が2mの高さにあるおもちゃを取ろうとしている。
手を伸ばして背伸びをすると1.5mのところまで手が届く。「現実」
子供は2mの高さにある大好きなおもちゃを取ろうと頑張っている。「実践」
自分でおもちゃを取れると思っている。「思い込み」
失敗しても何度もジャンプして、おもちゃを取ろうと試みるが取れない。「現実」
自分では取れないことに悩み、悩み、悩む。「悩む」
そして、その場を去っていった。「あきらめ」

自分ではおもちゃがとれないという「現実」自分でおもちゃがとれると思っている「思い込み」このふたつの矛盾が同時に起きることで人は悩みます。

この矛盾を解消するためには「現実」と「思い込み」のずれをなくすことが必要です。

①おもちゃがとれない⇒おもちゃがとれたと「現実」を変える

今の状況では自分一人では変えることはできないでしょう。

②おもちゃがとれる⇒おもちゃはとれないと「思い込み」を変える
思い込みは自分の中の問題なので、とれない、すなわちできないことを認めれば変えることができます。

自分ではできないことを認めることができれば、いろいろな方法をとることができるんです。

①親に取ってもらう
⇒できる「人」に頼る
②椅子を持ってくる
⇒できる「ものやシステム」に頼る
③ジャンプ力が上がるように努力する
⇒自分の能力を上げる

自分にはできると思っていたら、上記の①②の2つの方法は確実に取らないでしょう。

自分一人で、できると思っていれば頼ろうとはしないですね。

自分のできないことを認めることによって前に進む道が開けるのです。

悩みの原因

この状況で悩む最大の理由は、自分一人ではおもちゃを取れないことを認めたくないからです。

思い込みが邪魔をする

多くの人は心の中で邪魔が入ります。それはプライドや思い込みです。

  • 自分はできるはずだ
  • 自分ができないと認めたくない
  • 自分にはできるかも知れない

無意識のうちに人は、自分の中にあるこれらの思いとぶつかります。

「言い訳を探す。」

「できない自分認めたくないから。」

「可能性を捨てたくない。」

「奇跡を信じない。」

可能性にすがるのも必要。

目的が明確になっていない

目的は「2m上のおもちゃをとること」これが本来の目的のはずですが
実際は「自分ができるということを証明すること」という要素が加わっていることがあります。

「2m上のおもちゃをとること」と「自分ができるということを証明すること」

目  的:2m上のおもちゃを取ること。
現  実:2m上のおもちゃをとることができない。
思い込み:自分にはできるはずだ。

当初の目的は何だったのかを思い出しましょう。
決めたことを実践している最中に無意識のうちに目的がずれていってしまうことがあります。
定期的に目的を見直し、自分の向かっている方向が合っているかを確認することが大切です。

まとめ

すべては自分にはできないという現実を認めるところから始まります。

現状を変えたいとき、「できること」と「できないこと」を明確にし、それを認めることが大切です。

  • まずは現実をみる
  • 目的を明確にする
  • 現実と思い込みの矛盾を解消しにいく。

過去を振り返って自分のことを見つめなおしてみましょう。きっと前に進めることができます。