やりたいことがあるのに始められない。こんな経験はありませんか?
「 ダイエットをしたいけど、始められない・・・」
「 英語の勉強をしたいけど、始められない・・・」
「 新たなスキルを身に付けたいけど、始められない・・・ 」
やりたい、やらなければと強く思い、やろうやろうとどれだけ意識しても、始められない。こういう状況ですよね。
家族や友人、同僚に意見を求めても、返ってくる答えは「やる気あるの?」とか「意識が足らないからだよ」などと言われ、自分は何もできない人間なのだと思い、気持ちはさらに落ちていくことに・・・
なぜ苦手のか・・・?
それはあなたの心が弱いからではありません。あなたができない人だからではありません。
人の心は弱く、周囲からのあらゆる影響を受けやすいものなのです。
(ダイエット中であっても)大好きな食べ物があったら、ついつい食べ過ぎてしまいます。
(テスト前、締め切り前であっても)好きなテレビ番組が画面に写っていたら見てしまいます。
(新たなスキルを身につけようと思っていても)時間があったら、ダラダラと過ごしてしまいます。
これらの問題はあなただけではなく、多くの人がが同じような状況に直面しており、あらゆる欲求に負けて過ごしてしまいがちです。
新たなことを始めるには?
今日はこの言葉だけでも頭の片隅にでも覚えてください。
変えられることができるものは?
まず、変えられることができるものを2つにわけてみましょう。
- 「意識」や「気持ち」などの精神面
意識 :考え方や取り組み方など
気持ち:嬉しい、悲しいなど
- 「環境」や「状況」などの物理面
所属している環境:自宅、職場など
置かれている状況:締め切り前、テスト前など
実は「環境」や「状況」を変えることは「意識」や「気持ち」を変えることよりも、ものすごく簡単なのです。
新たに何かを始めるのが得意な人
何か始めるのが得意な人の多くは物理的な「環境」や「状況」を変えることに力を入れます。そして「環境」や「状況」を変えることで精神面いわゆる「意識」が変わります。結果的に「やろう」とか「やらなければならない」という意識を生み出します。実際に自分が行動に移せるような環境や状況を作りが上手いのです。
得意な人の心の流れ
環境が変わることで意識が変わる
できたと実感する
嬉しい、楽しいと思う
自信がつく
他のことにも挑戦してみようと思う
実際に自分がやろうと思ったことができれば、自分の思い通りになったということです。できた!という結果が実感できれば、楽しさ、嬉しさなどのポジティブな感情が生まれます。できた実績が積み重なることによって、自分に自信がつき、いろんなことに挑戦してみようと思います。
新たに何かを始めるのが苦手な人
苦手な人の特徴
自分の思った通りに意識したことが全て実行できれば、今持っているありとあらゆる悩みは解決できるでしょう。
何かを始めるのが苦手な人の多くは、今の自分は良くないと思い、良くなろう考えるため、意識を変えよう(「精神面」を変えよう)と努力し、失敗するケースが多くみられます。しかもこの場合、自分の思うようにならないだけではなく、自分はこんなこともできないのかとネガティブに考え、精神状態がより悪い方向に進んでしまうこともあります。
苦手な人の心の流れ
頑張ったけどできなかった
やっぱり自分はできないのか
悲しくなり、落ち込む
自信をなくしてしまう
挑戦しなくなる
頑張ったけどできなかった。数回くらいであればまたやってみようと思うことができますが、これが繰り返されるとどんどん自信がなくなっていってしまい、自分は何もできないんだと思い、新しい挑戦をしようとは思わなくなってしまいます。
私の周りにもこのような気持ちの悪循環が起きてしまい自分に自信をなくしてしまう人たちがいました。
環境によって意識が影響される例
早起き
例えば、社会人になってから起きる時間が早くなっている人はいませんか?
学生の時は夜更かししたり、お昼まで寝たり、授業があっても起きれなかったり・・・
今は毎朝6時に起きるのが当たり前で、体力的にしんどい日でも、会社に向かって歩いています。
所属する環境が「学校」から「会社」に変わりました。これにより行動範囲、行動時間帯が大きく変わりました。その結果、早起きができるようになったのです。
その時の心情は前向きに「早起きしよう」という人もいれば「早起きしなければ」という人もいたと思います。「環境」が変わったことにより結果的に「しよう」「しなければならない」と「意識」が変わり、行動が変わったのです。
テスト前、締め切り前
「しなければならない」で皆さんが経験していることは、学生時代のテストや仕事の締め切り前なのではないでしょうか?大半の人はテスト前になると勉強をし始め、締め切りが迫ると仕事をし始めます。
計画的に勉強ができなくて、期限が迫らないと勉強し始めなれないです。
もっと日常から勉強出来たらいいのにな~
この状況はテスト前になると時間がなくなり、余裕がなくなり、勉強しなければならないという気持ちが強くなったからです。時間がないという状況になり、その環境に身を置いたからです。
実はテスト前、締め切り前に動き出したことに大きな理由、明確な目標がない場合が多いです。医者になるとか、海外の大学に進学するなど大きな目標がある人は毎日がテスト前のような勢いで勉強しているはずですよね。
テスト前に時間がないという「状況」が意図的ではなく、勝手に作り出された結果、「やらなければならない」という「精神面の環境」が完成したわけです。そうすると勉強をしよう、勉強しなければと普段から思っていてできなかった人も、いつもとは違って勉強ができたのです。
しかし、テストが終わると状況が変わり、環境が元の状態に戻ります。するとどうでしょう。勉強しなくなる人が大半ですよね。
ダイエット
ダイエットをしようと思って始められない人。これも物理的な環境の影響が大いに出ているところです。
❶ ついついニューオープンのお店をみて、買っちゃった。家に帰ってまずいと思いつつも、せっかく買ったもの捨てるのはもったいないから、今日だけと言ってお腹いっぱいでも食べる。明日から我慢するぞーと言って寝る。
❷ 次の日にはコンビニで新作スイーツが出て、思わず手が伸びてしまう。
❸ 極め付けに、前々から行きたいと思っていた揚げ物専門店に行こうと友達から誘われて…
もちろん意識の問題もありますが、自分が意識する前に環境や状況が大きな影響を与えていると思いませんか?
そうです。これらは言い訳に聞こえるかもしれませんが、環境や状況が大きく影響しているのです。
- お店がオープンしなければ~
お店がオープンしなければ食べていません。 - コンビニで新作スイーツが出なければ~
新作スイーツが出なければ食べていません。 - 友達から誘われなければ~
友達から誘われなければ行っていません。
ダイエットを始めたければ環境を変えるところから始めましょう。
- 家に過分な食べ物やおやつを置くのはやめましょう。
- ジムなどに通って、強制的に運動得意環境に身を置きましょう。
- 自分だけでは苦手人はパーソナルトレーナー付きのジムに通いましょう。
ジム(運動がしやすい環境)、パーソナルトレーナー(管理してくれる状況)が整います。
まとめ
環境を変えることは意識を変えることよりも簡単であり、変わったことが見えやすいですね。自分に適していない環境や状況だった場合すぐに違う環境に変えることも簡単です。
環境を変えることで全ての望みが叶うわけではありませんが、自分の意識を変える大きな手助けをしてくれます。自分がやりたいことをできるような場所、空間を自分で設定することが新たなことを始める第一歩として、とても大切なことなのです。
環境や状況は人の意識に大きな影響を与えることができます。
環境を変えようと思えば、意識を変えるよりも簡単に変えることができあなたの意識を「 プラス から マイナスへ 」、「 マイナス から プラスへ 」と大きな影響を与えることができることを覚えておきましょう。
少しずつなりたい自分を目指しましょう!